【感想レビュー】
今回のテーマは、ズバリ「蘭ねーちゃんがどう堕ちて、どう屈辱を受けるか」これに尽きますね。
まず、絵柄がしっかりしているのが最高です。蘭のトレードマークであるストイックな空手家という側面と、巨乳という肉体的な魅力を正面から描いてくれている。道着姿でうっすらと汗をかいていたり、激しい動きで胸元が乱れたりする描写は、それだけで十分興奮できます。あの真面目で強い蘭が、道着の下に仕込んだ下着をあっさり奪われそうになるシーン(d_628192jp-001.jpg)などは、日常とのギャップによる背徳感がたまらない。
ストーリーは、正直なところ、蘭が抵抗しても無駄という状況を作り出すための装置だと割り切って読んでいます。前作から続くコーチの策略と、練習試合の賭けという流れは、あの正義感の強い蘭の意志をへし折るための「シナリオ」として機能していれば十分。
一番の見どころは、敗北後の罰ゲームとして描かれる「タオル1枚で男湯潜入」のシーンでしょう。普段は鉄壁のガードを誇る蘭が、たった一枚のタオルという心もとない状態で、大勢の男たちの中に放り込まれる。あの青い瞳に浮かぶ屈辱と羞恥、そして周囲の視線に耐えながらも逃げられない状況は、蘭というキャラクターの**「強さと純粋さ」**が破壊されていく過程を、視覚的に堪能させてくれます。
空手着の下から、最終的に胸が露わになるカットは、まさにカタルシス。あのツノのように結わえた髪の奥にある真剣な表情と、晒される肉体のコントラストが、興奮を増幅させてくれます。
この同人誌は、蘭の「武道の達人」という強固な属性と、「清純な優等生」という設定を、いかに壊し、羞恥のどん底に突き落とすか、という一点に全力を注いでいます。そのコンセプトが明確で、欲望に対して正直な作品だと評価できます。
蘭ねーちゃんの強い抵抗と、それを打ち破る強制的なシチュエーションの組み合わせは、何度読んでも飽きませんね。
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