タイトルからして波乱を予感させる今作は、シリーズのヒロイン・た〜なに対する“黒ギャルライバル”の登場で一気に緊張感が高まります。残業帰りに泥酔状態で転がっている黒ギャルと出会い、放っておけず助けた主人公が、思わぬ形で好かれてしまうという始まり。
しかも彼女はた〜なと同じくらいの体格で、存在感も迫力満点。
魅力は、黒ギャルのキャラクター性。
最初は「彼女がいるなら仕方ない」と引き下がる理性を見せながらも、酒癖の悪さと抑えきれない欲望が爆発すると、一気に肉食化する。
普段のギャルらしい明るさと、酔った勢いで突き進む激しさのギャップが強烈で、主人公が抗えない状況に引きずり込まれていく背徳感がたまりません。
一方で読者は、地雷ちゃん・た〜なとの関係を知っているからこそ「バレたらどうなる!?」というハラハラ感も同時に味わえる。ラブコメ的な笑いとエロス、修羅場の緊張が見事に混ざり合い、ただのギャルエロにとどまらない面白さがあります。
総じて、本命ヒロインと新ライバルの狭間で揺れる背徳的なスリルを楽しめる一作。黒ギャルの強烈な存在感が物語をさらにかき回し、次の展開がますます気になる内容でした。
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