【感想レビュー】
ぱらだいす氏の本作は、ギャルものに求める「夢」と「背徳感」を、非常に高いレベルで実現しています。
まず、設定がシンプルで強力。「転校」「田舎の少人数校」「全員ギャル」という三種の神器は、主人公(=読み手)を無抵抗なハーレム空間に放り込むための完璧な装置です。クラスメイトのギャルたちもそれぞれ個性的で期待が高まりますが、特に焦点となる委員長の美咲に全ての属性を凝縮しているのが素晴らしい。金髪・巨乳・処女という分かりやすい「最強属性」に、真面目な委員長という皮を被せているからこそ、その後の崩壊が映えるわけです。
ストーリーは、裏庭での「つまずき事故」がトリガーという、古典的でありながら確実に効く展開を採用。この一瞬で美咲のスイッチが入るという描写は、理性的な「委員長」から、性欲に忠実な「ギャル」へと変貌する過程を端的に示しており、非常にカタルシスがあります。
特に優れているのは、未経験ながらネットの知識だけで手コキを試みるという描写。この「無垢ゆえの奔放さ」と「学習意欲の高さ」こそ、ギャルヒロインの醍醐味です。そして一度快感を知ると、「自習室」や「教室」といった学校内のシチュエーションを自ら提案してくる積極性にゾクゾクさせられます。
画像を見ても分かるとおり、美咲の恍惚とした表情、騎乗位で恍惚とする姿、そしておっぱい揉みを要求するシーンなど、描写の一つ一つがエロティックな快感を追求しています。画力も安定しており、肌の質感や表情の歪み方が、シチュエーションの良さを底上げしています。
総評として、ぱらだいす氏は、「ギャル×学園もの」というジャンルの教科書的な魅力を、現代的なビジュアルで再現し、さらにヒロインの「処女からの開放」というドラマを絡ませることで、濃厚な性描写と共に、キャラ萌えも成立させています。続編で他の個性的なギャルたちとの絡みも期待できる、ジャンルファンには外せない一冊です。
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